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『零々全一』第31回 存在するということはどういうことか。 「それは、ここに在るということ」 ざらざらと砂のように崩れた12本の剣。 ラクシアは新しく1本を再び虚空から引きずり出して、振るう。 「ここに亡いものが在るという、矛盾」 倒れた12人の亡骸を踏み越えて、ラクシアは言う。 「矛盾を矛盾のまま現世に顕現させる力」 ドアの先に広がるはずの、静かな路地の風景は既になく、 「有と無の狭間。ゼロとイチの境界」 代わりに在ったのは、 ずらりと並んだ、武装兵士の集団。 「それが、矛盾力」 キィン、と。新しく顕現させた剣が、高い音を立てて響く。 13本目の剣――イスカリオテのユダの剣。 円卓には常に13の席があり、騎士長であるアーサー王もそのうち1席に座った。 「私は『もし、円卓の騎士が此処に存在したのなら』という矛盾を顕現させる」 しかし、13番目の席のみは例外的に誰も座っていなかった。何故なら、この13番目の席はキリストを裏切ったイスカリオテのユダの席だったからだ。 「伝説は伝説でしかない。幻象をまがい物で代用はできない。――――けれど私は、その幻想を現世に顕現させる!」 リィン、と。鈴の鳴るような音が、ラクシアの持つレイピアから聞こえる。 たった2人。 幾百と並んだ精鋭部隊が、たった2人に、 「ローウェン」 「なんだい」 躊躇った。 それはまるで伝説の聖人のように。 「行きましょう。…私達の、未来の為に」 世界で2度目の戦いが、始まる。 ――――――――――――――――――― 気合いでどーこーできないけどね。 ヴィラルファミリーはガチで泣ける。 初めからクライマックス。華音です。 そんなわけで久しぶりに更新再開です。 前回戦闘シーン初めで終わらせるという超欲求不満が溜まる途切れかただったので、もう自重しません。バトルです。 ばったばった殺します。中二病炸裂。 グロい表現は嫌いなので控え目に。 前回までのおさらいをしようと思ったけど、伏線張りすぎて意味不明な文を要約なんてできないことに気付く。 わけわかめな文章書いてるなぁ。 物語は終盤戦です。 やっとこさ予言の真実やらミシェルの本当の姿やらが出てきます。 書き始めたころには予想もつかない展開です。俺自身が。 さて、テキスト補足。 ラクシアが振るう剣の話ですね。 前回書いてあるとおり、『円卓の騎士』の伝説がモチーフになってます。 それで、何故騎士が剣なのかという話。 ラクシアがかつて機械人形として生きていた頃(第21〜27回参照)、愛用していた武器が銃でした。 『円卓の騎士が(今現在)此処に存在する』という、ありえない事実を矛盾力によって現実へと昇華させることによって、円卓の騎士を現代に復活させるわけですが、 その際に自らの武器である『銃』と、 円卓の騎士の武器である『剣』を、 顕現の過程で無理矢理『同じもの』として合成するわけですね。これもまた矛盾力。 銃弾を13発に限定する代わりに、1発が円卓騎士の1人分の強さを持つというわけです。 だから、銃弾の代わりに騎士のモチーフである剣を撃ち出しています。 ちなみに、ローウェン宅から外に出る際に、ラクシアは撃ち込んだ12本をちゃんと回収しています。 (砂の様に崩す=過去の伝説に還す) しかし、アーサー王ではなく、敢えて空席の呪われし剣――イスカリオテのユダを振るっているのは、彼女なりの立ち位置を自覚しているからなのかもしれません。 彼女もまた、世界という舞台から降りてしまった人間なのですから。 そんなこんなでぬるぬると更新していきたいと思います。 多分全然進まないだろうなぁという気がしないでもないけど、気にせずに読んでやってください。 そして今日は四苦八苦しながら絵を描くものの全く納得いくものが描けなかったので、零々全一書いてました。 一応あと5日間は大丈夫。 え? 空の軌跡SC? レンが見つからないの。 ふて腐れて都心の地下に巣くう敵達を惨殺したりしてました。 ょぅι゛ょセンサーが2次元では通じないようです。がっでむ。 それにしてもティータの可愛さは異常。 |
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